■ 「頭が上下してゴロのバウンドに合わない選手への指導」
ゴロを捕球するのに目線が上下してバウンドに合わせられない。このような選手は腰を落として低い体勢でボールを捕球することもできません。ゴロが捕れないから外野にまわれということになりますが、外野でもゴロがくるわけですから、結局外野もダメということになります。
問題は股関節を使った下半身の動きができないことです。股関節の周りには大きなパワーを発揮する筋肉があります。それらの筋肉を使わないのですから、大きなパワーを発揮することはできなくなります。股関節を使わないと腰を落とすことができません。
腰を落とそうとするものの股関節が折り曲がらないので、腰を曲げて腰を落とそうとするのです。本来は股関節が折り曲がることで腰が落ちるわけですから、腰は落ちるわけはないのです。この状態であると、頭部が前かがみになるので、視線も前かがみになるのでゴロも見えないのです。つまり、股関節の動きを身につけない限り、ゴロをうまく捕球できることはありません。股関節を深く曲げたまま動き回る感覚を身につけなければなりません。
この章では股関節を使った動き方、低い体勢の動き方など身体の最大の筋肉群である股関節の使い方が身につきます。
DVDメニュー(約22分)
頭が上下してゴロのバウンドに合わない原因と対処法
身体基礎リズム体操
頭が上下してゴロのバウンドに合わない選手のための練習法
なかなか上手くならない選手への指導方法をタイツ先生が実演しながらお伝えします。
野球選手の様々な問題のその原因を解説し、約5分間の対策トレーニングで解決します。
まず身体の構造と物理法則によって問題を分析し、その根本原因を把握します。
対策トレーニングは、まず厳選された3種類の身体基礎リズム体操(股関節体操・肩甲骨体操・中心軸体操)で全身の関節の可動を高め、野球の動作に必要なリズム感を司る運動神経をアップさせます。
そののち原因の分析にもとづき、個別に調整された対策エクササイズで問題点を解決します。
(タイツ先生の野球指導者セミナーシリーズは、野球なぜできないのシリーズを項目ごとに分割したDVDです)
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数