■ 「スピードボールを打てない打者への指導」
「スピードボールだから、力いっぱいスイングしなくちゃ」という感じで全身をガチガチに固めてスイングをします。特に腕には力を込めて腕を伸ばすように使ってスイングをします。
腕を伸ばす動きはプロボクサーでさえ時速30kmくらいです。腕を伸ばす30kmのスピードで150kmのボールを打つ動きは大変難しい対応なのです。
阪神の城島選手は「腕はデンデン太鼓のように使っていて、力はぜんぜん入れていません」と発言しています。力の出し方のイメージが一般の選手とまったく違います。野球のスイングの運動は胴体を速く回した勢いを腕やバットに伝えるようにするとスイングスピードが上がります。腕とバットが遠心力に乗るからです。
一般の選手は腕でバットを押す運動で打ち、一流の選手は腕とバットを遠心力に乗せるように振ります。まさに人間デンデン太鼓のようです。
この章ではスイングの軌道や下半身始動の感覚を身につけスピードボールに対応する動きが身につきます。超高速球に対応する真横ティーの練習方法はスピードボールでもしっかり振り切りスイングする方法を詳しく解説しています。
DVDメニュー(約23分)
スピードボールを打てない原因と対処法
身体基礎リズム体操
スピードボールを打てない打者のための練習法
なかなか上手くならない選手への指導方法をタイツ先生が実演しながらお伝えします。
野球選手の様々な問題のその原因を解説し、約5分間の対策トレーニングで解決します。
まず身体の構造と物理法則によって問題を分析し、その根本原因を把握します。
対策トレーニングは、まず厳選された3種類の身体基礎リズム体操(股関節体操・肩甲骨体操・中心軸体操)で全身の関節の可動を高め、野球の動作に必要なリズム感を司る運動神経をアップさせます。
そののち原因の分析にもとづき、個別に調整された対策エクササイズで問題点を解決します。
(タイツ先生の野球指導者セミナーシリーズは、野球なぜできないのシリーズを項目ごとに分割したDVDです)
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数