■ 「よくパスボールをするキャッチャーへの指導」
キャッチャーのパスボールは失点に直結しています。パスボールで盗塁され、パスボールでホームインされます。ピッチャーは得意の落ちるボールを思い切って投げることができません。キャッチャーに対する信頼感がありません。
パスボールの多くの原因は身体の中心で補球しようとせず、腕の動きだけでボールを捕ろうとすることが原因です。キャッチャーの捕球姿勢は膝関節を曲げた下半身の動きがたいへん動きにくい体勢でいます。うまいキャッチャーはこのような体勢といえども素早くそれたボールに身体を移動させキャッチします。しゃがんだ体勢でのフットワークが格段によいのです。
それは体幹部の動きを使ったフットワークです。体幹部の股関節、背骨、肩甲骨、腹筋、背筋などを使い、体幹部を原動力として動きにくい下半身を軽快に移動させるのです。つまり、フットワークが軽く守備範囲が広いキャッチャーがパスボールをしないのです。
この章では、キャッチャーの体幹部を使ったキャッチングの練習方法などを収録しています。当然フットワークが軽くなれば素早いスローイングにも影響を及ぼすわけです。
DVDメニュー(約29分)
よくパスボールをするキャッチャーの原因と対処法
身体基礎リズム体操
よくパスボールをするキャッチャーのための練習法
なかなか上手くならない選手への指導方法をタイツ先生が実演しながらお伝えします。
野球選手の様々な問題のその原因を解説し、約5分間の対策トレーニングで解決します。
まず身体の構造と物理法則によって問題を分析し、その根本原因を把握します。
対策トレーニングは、まず厳選された3種類の身体基礎リズム体操(股関節体操・肩甲骨体操・中心軸体操)で全身の関節の可動を高め、野球の動作に必要なリズム感を司る運動神経をアップさせます。
そののち原因の分析にもとづき、個別に調整された対策エクササイズで問題点を解決します。
(タイツ先生の野球指導者セミナーシリーズは、野球なぜできないのシリーズを項目ごとに分割したDVDです)
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数