■ 「投げるときに腕の振りが力んでいる選手への指導」
「肩で担いでいる」「力んでいて腕が振れていない」など力を入れれば入れるほど腕が振れなくなることを、みなさんも経験していると思います。ピンチやプレッシャーがかかる場面で腕が振れずに暴投してしまったり、キャッチャーから「腕を振れ」と促されても腕が振れずワイルドピッチをしてしまったりといったことも多くの方が経験していると思います。
腕の振りが遅い人は、腕の振りの遠心力を使えていません。円柱形で砂袋のように重い腕を腕そのものの筋力で一生懸命回そうとしている。これが腕の振りが力んでいる人の使い方です。
スムーズで強い腕の振りをするためには腕の重さを利用した遠心力の軌道に腕の動きを合わせるようにするのです。この動きこそがキレのあるボールを生み、故障しない腕の振りなのです。
この章では、力んでいる腕の振りの力の出し方や悪い癖などを解説しています。悪い原因をつかんで指導していただきたく思います。力を入れる、力を抜くなどのポイントが違っているだけなのです。そして修正する練習法などによりリラックスして強く振れる腕の振りを身につけます。
投げることがちゃんとできなければレギュラーになることも、将来上のレベルで野球をやることもできないのです。
DVDメニュー(約26分)
投げるときに腕の振りが力んでいる原因と対処法
身体基礎リズム体操
投げるときに腕の振りが力んでいるの練習法
なかなか上手くならない選手への指導方法をタイツ先生が実演しながらお伝えします。
野球選手の様々な問題のその原因を解説し、約5分間の対策トレーニングで解決します。
まず身体の構造と物理法則によって問題を分析し、その根本原因を把握します。
対策トレーニングは、まず厳選された3種類の身体基礎リズム体操(股関節体操・肩甲骨体操・中心軸体操)で全身の関節の可動を高め、野球の動作に必要なリズム感を司る運動神経をアップさせます。
そののち原因の分析にもとづき、個別に調整された対策エクササイズで問題点を解決します。
(タイツ先生の野球指導者セミナーシリーズは、野球なぜできないのシリーズを項目ごとに分割したDVDです)
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数