■ 「バッティングで脇が開く打者への指導」
「脇が開くから脇を締めるようにスイングをしろ」という教えがあります。脇を締める筋肉は脇の筋肉(前鋸筋)の働きです。バットと腕は遠心力で振り出そうという力が発生しますが、脇を締める力でその遠心力を阻害するように働きます。つまり遠心力が使えませんから、強いスイングはできません。押し出して当てるだけのバッティングで打率も飛距離も伸びません。
このような選手は、腕の筋肉で腕を伸ばしながら、脇の筋肉でバットと腕が身体から離れないようにスイングをしています。極端に言えばプッシュバントのように打っていることになるのです。
バットと腕を重力の落下作用と骨格と筋肉の身体の制限に合わせて振り出せば脇は締まる軌道でスイングができるのです。この章では脇が開く原因や使い方の詳しい説明と対処法、練習法などを説明しています。
脇を締めなくとも脇が締まる軌道が身につけば、格段のスイングスピードのアップとボールを内から振り切れるスイング軌道が身につきます。
DVDメニュー(約23分)
バッティングで脇が開く原因と対処法
身体基礎リズム体操
バッティングで脇が開く 対処と練習法
バッティングで脇が開く 対処とストレッチ
なかなか上手くならない選手への指導方法をタイツ先生が実演しながらお伝えします。
野球選手の様々な問題のその原因を解説し、約5分間の対策トレーニングで解決します。
まず身体の構造と物理法則によって問題を分析し、その根本原因を把握します。
対策トレーニングは、まず厳選された3種類の身体基礎リズム体操(股関節体操・肩甲骨体操・中心軸体操)で全身の関節の可動を高め、野球の動作に必要なリズム感を司る運動神経をアップさせます。
そののち原因の分析にもとづき、個別に調整された対策エクササイズで問題点を解決します。
(タイツ先生の野球指導者セミナーシリーズは、野球なぜできないのシリーズを項目ごとに分割したDVDです)
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数