基礎内容としては十分に理解できるものだと思います。研修会に参加できず、文献のみで勉強されている臨床家の先生にとっては必須の内容だと思います。.
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投球障害にはいくつかの段階があり、早期に適した対処を行うことで障害を予防または軽減することができます。例えば、痛みを訴えるまでに筋肉のハリやだるさを感じることが多く、その時に休養と軽い運動やストレッチングで症状を改善できれば、痛みを予防または軽減することにつながります。
このDVDでは、肩・肘のみならず体幹・下肢におけるチェック(評価)の方法と、それぞれの部位に対処するためのストレッチングと各種トレーニング、さらに投球動作の改善の方法までを詳しく紹介しています。理学療法士をはじめ医療に携わる方々から野球の指導者まで、是非理解していただきたい内容となっています。
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<投球障害の発生因子と対処法>解説
<肩関節>
・柔軟性(チェックとストレッチング)
肩関節屈曲位での内旋可動域、肩関節外転位での内旋可動域、外転可動域
・筋 力(チェックとトレーニング)
外旋筋力、外転筋力、肩甲骨外転筋力、肩甲骨内転下方回旋筋力、肩甲骨下制内転筋力
<肘関節>
・柔軟性(チェックとストレッチング)
屈曲可動域、伸展可動域、回内外可動域、手関節背屈可動域、手指伸展可動域、手関節掌屈可動域
・筋 力(チェックとトレーニング)
手関節尺屈筋力、前腕屈筋・伸筋筋力、前腕回内外筋力
<体 幹>
・柔軟性(チェックとストレッチング)
屈曲可動域、伸展可動域、回旋可動域
・筋 力(チェックとトレーニング)
屈曲筋力、伸展筋力、体幹スタビリティートレーニング
(フロントブリッジ、サイドブリッジ、バックブリッジ、四つ這い位バランス、腕立てバランス)
<下 肢>
・股関節柔軟性(チェックとストレッチング)
内旋可動域、伸展可動域、外転可動域、片脚立位体前屈
・バランスチェック
ピックアップ、フォワードランジ位での体幹回旋・屈曲・側屈、スローイングランジ
・バランストレーニング
正面ボールキャッチ、背面ボールキャッチ、ピックアップ、バット使用
<投球動作の改善>
腕組み投げ、正座投げ、膝立ち投げ、立ち投げ、踏み込み投げ、歩き投げ
投球プログラムのレベルアップについて
(74分)
2010.5