タイツ先生のラダートレーニング(アドラダーとDVD1枚のセットです)
ラダートレーニングは俊敏性やフットワークのスピードを養成するために行なわれます。特に球技関係ではフットワークのスピードが勝敗に直結していて重要な課題です。
四角いはしごのようなマス目のラダーに、細かい足踏みでステップを繰り返します。多くの選手はなるべく速くステップを踏もうと脚全体に力を入れ地面を強く踏みしめます。地面はまるで太鼓のようにバタバタと音を放ちます。本人は一生懸命ステップを速くしようとしているのですが、一流アスリート達は競技の中でバタバタと音を鳴らすようなステップをしているのでしょうか?
こんな例があります。世界で活躍する中南米出身のサッカー選手は、幼少の頃、靴を買ってもらえず裸足でサッカーをしていたそうです。しかも小石やゴミが散乱する場所で裸足でサッカーです。このような状況で地面をバタバタ踏むような動きでサッカーができるでしょうか?
こんな例もあります。埼玉スタジアムができたばかりの頃、芝が定着せず、芝がすぐにはがれてしまって実際にサッカーができるのだろうかという時期がありました。そのような状態でイタリア代表と日本代表の国際マッチが行なわれました。しかも最悪な事に当日は雨でした。ぐずぐずな状態の芝のピッチでイタリア代表は難なくサッカーを続けます。日本代表は脚を芝にとられてサッカーどころではありませんでした。
またこんなこともあります。伝説の名馬ディープインパクトは蹄鉄がほとんど減らない。通常の馬は二週間程度で蹄鉄を交換するのにディープインパクトは三週間たっても減らない。騎乗した武豊騎手は「ディープインパクトは空を飛ぶように走る」と述べています。これらの例のように一流プレーヤー達のフットワークは地面をバタバタと踏みしめる力の出し方とまったく違うことがわかります。一流プレーヤー達の動きを一言で表すならば「地面反力を使ったフットワーク」と言えます。
人間の体は頭頂からつまさきまでたくさんの関節があります。そのたくさんの関節をスプリングのバネのように使うと地面反力を使えます。一般の選手は全身を固まりのように固めて一部分の筋肉(太腿の筋肉など)でバタバタと一生懸命にステップをするのです。この二つの運動はまったく違う運動です。体重60kgの一流選手が地面反力を使えば、60kgのバネが弾むように移動します。自分自身の60kgの体重が弾むための動力にさえなるわけです。一般の選手は同じ60kgなのですが硬い固まりの身体(60kg)を膝関節などの力でヨッコラショ、ヨッコラショと運ぶ運動なのです。スピードが明らかに違います。ですからバタバタと一生懸命にラダートレーニングしている選手はその動き方(脳からの指令)を改めない限り、一流選手のフットワークは身につきません。
タイツ先生のラダートレーニングは体幹部(上半身)と下半身の連動性を高めて地面反力を引き出すようプログラムされています。体がスプリングのバネのようになって身体の前側、後側、足裏や脇腹など体の3次元方向すべてにくまなく動けるよう計算されたトレーニングです。切り返し、ターン、スタート瞬間始動、フェイクスピードなど実戦で使える一流アスリートの動きが身に付きます。自分自身の体の遠心力さえ利用したり、筋肉の弾力性さえ自分自身の動きに利用するので、いままでより楽に動けるので持久力なども向上するのです。またタイツ先生のラダートレーニングシリーズには各スポーツや武道などでどのようにプレーに応用できるかを解説したものもあります。ラダートレーニングの意図がはっきりして加速度的に技術向上がはかれます。
DVDメニュー(約78分)タイツ先生のラダートレーニング
- 肩甲骨股関節ぐるぐるラン
- 体幹クロスラン
- 肩甲骨スライドラン
- 片開閉反射ラン
- 四股体幹開閉ケンパーステップ
- ワップダウンシャッフルステップ
- 脇シーソージャンプステップ
- かかとタッチラン
- ワップダウンジャブラン
- 腕ブラスワイショウステップ
- 肩甲骨スライドキャリオカステップ
- 肩甲骨股関節ぐるぐるインアウトステップ
- 体幹ウェーブサイドステップ
- 入り身反転サイドステップ
タイツ先生のラダートレーニング バスケットボール編
- 肩甲骨 股関節ぐるぐるランでドリブルのスピードアップをさせる。
- 体幹クロスランでドライブインの動きを身につける。
- 肩甲骨スライドランでフェイクドライブインの動きを身につける。
- 片開閉反射ランでスクリーンターンドライブインの動きを身につける。
- 四股体幹開閉ケンパーステップで相手の見えないパスの動きを身につける。
- ワップダウンシャッフルステップですばやい切り返しでディフェンスを抜くドリブルを身につける。
- 脇シーソージャンプステップで緩急のある動きを身につける。
- ワップダウンジャブランで相手の見えないすばやいワンハンドパスの動きを身につける。
- 肩甲骨スライドキャリオカステップでサイドへの移動の動きを身につける。
- 入身反転サイドステップで前後の動きによるフェイクの動きを身につける。
ラダートレーニングには意図があります
問題点 | 修正トレーニング |
ドリブルのスピードが遅い | 1.肩甲骨股関節ぐるぐるラン |
ドライブインが遅い | 2.体幹クロスラン |
フェイクからドリブルのキレが悪い | 3.肩甲骨スライドラン |
スクリーンターンが遅い | 4.片開閉反射ラン |
パスのキレが悪い | 5.四股体幹開閉ケンパーステップ |
サイドへのフットワーク、ドリブルが遅い | 6.ワップダウンシャッフルステップ |
フェイクが相手に読まれる | 7.脇シーソージャンプステップ |
リバウンドが取れない | 8.かかとタッチラン |
ワンハンドパスが相手にカットされる | 9.ワップダウンジャンプラン |
ディフェンスのマーク力が弱い | 11.肩甲骨スライドキャリオカステップ |
ドリブルからターンの動きが鈍い | 14.入り身反転サイドステップ |
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数
チーム導入等、大量にご購入される場合はご相談願います。TEL0285-30-6151