「密息」で身体が変わる 著者 中村明一 中村明一さんはプロの尺八奏者です。世界で始めて尺八での循環呼吸による演奏をしました。循環呼吸とは口から息を吐きながら同時に鼻から息を吸う呼吸です。この呼吸を使って尺八の演奏をとぎれることなく演奏するのです。こんなすごい呼吸のできる中村さんでも昔の籠をかぶった虚無僧尺八の古典の曲目が循環呼吸でもできないのです。そこで出会ったのが「密息」という呼吸法です。一瞬で大量の息を吸うことができて、ゆっくり吐くことができます。このリズムは仏教の教えにもある理想的呼吸法です。ところがもともと日本人はこの呼吸を普通に行なっていたというのです。西洋文化の流れの中で密息は忘れ去られてしまいました。呼吸はゆっくり吐くことによって自律神経の副交感神経が優位に働きます。そうしますと冷静な判断ができます。ですから「密息」はスポーツや武道の実践の現場で大変役に立つ呼吸法と言えます。日常的に「密息」を身につけてしまえば競技パフォーマンスが向上するでしょう。決して難しいことはありませんので実践あるのみです。この本は「密息」のやり方や文化的背景が紹介されています。リンクをクリックするとamazonにて上記の商品をお買い求め頂けます。