タイツ先生の達人スプリングバネ体操
人間は二足直立で立ちます。動物の中では唯一、二足で立ち、二足で歩くことができます。人間の身体は、他の動物とちがって二足で立つための工夫がほどこされています。たとえば背骨のS字構造や、脚裏のアーチ構造などです。二本の腕がヤジロベエのようなバランサーの役割をしたりします。二足歩行をするロボットの開発者たちは人間の多様なバランス能力の素晴らしさを知っています。
その原動力は地球の中心に向かう引力(重力作用)と身体の関節の曲げ伸ばし作用とが調整をすることです。地面に立ちながら身体の関節が上下運動をしているわけです。人間の体は500の筋肉と200の骨格で構成されていて、たくさんの関節が上下運動をしているわけです。それは、足裏のアーチ構造・足首関節・膝関節・股関節・背骨の関節群・肋骨の一本一本の間、首関節など数十におよぶ関節が上下運動をしています。
身体の揺れを医学的に検査すると、達人アスリートなどは、この関節をくまなく使い、ほとんど揺れないで立つことができます。このことは高層ビルの免震構造と同じ原理になります。各関節がくまなく動く達人アスリートは、その関節の動きを使い、たくみに揺れを相殺しています。ところが一般の方々は動いている関節が少ないわけです。たとえば膝関節の曲げ伸ばしなどだけで、他の関節はあまり動かず少しの動きの変化で倒れそうになってしまうのです。このように達人アスリートと一般の方々の大きな違いは、動いている関節の数ということが言えるのではないでしょうか。たくさんの関節が動くとは、たくさんの筋肉が動くともいえるので、大きな筋出力ができるのです。さらにはたくさんの関節が動くということは、しなるような腕の振りなど動きがなめらかになるのです。達人アスリートたちがしなやかで強い筋力を発揮できる根本的違いは、一つの動作に参加している関節の数、筋肉の数の違いという事です。
タイツ先生のスプリングバネ体操は、身体全体の関節をすみずみまで動くようにプログラムされています。特に胴体(体幹部)の関節がくまなく動くようなプログラムが多数収録されています。このプログラムをやり終えたあとはマッサージをうけた後のような爽快感があります。ですから達人アスリート達は、動くことそのものがマッサージを受け続けているように気持ちがよく、楽に力強い筋力を発揮しているのです。
このような動き方は達人アスリートだからできるという事ではありません。人間の一人一人に本来備わった機能なわけです。動いていない関節に気づき達人スプリングバネ体操を続けていただければ、楽に動けるリズム感が身につくことになるのです。
DVDメニュー(約23分)
- コア上下割れスプリング
- 肩甲骨ぐるぐるスプリング
- 四股ぐるぐるスプリング
- コア天地対角スプリング
- コア前後割れスプリング
- ウォーキングスプリング
- コア開閉スプリング
- ガッツスプリング
- 股関節ぐるぐるスプリング
- 頸反射スプリング
- ゾウさんスプリング
- 背中かかとタッチスプリング
- コア回旋スプリング
- 合掌スプリング
達人スプリングバネ体操のトレーニングには意図があります
問題点 | 修正トレーニング |
背骨の筋肉活性化 | 1.コア上下割れスプリング 5.コア前後割れスプリング |
肩甲骨と股関節の連動 | 2.肩甲骨ぐるぐるスプリング |
下半身の動きをスムーズに | 3.四股ぐるぐるスプリング 9.股関節ぐるぐるスプリング |
体幹部・脇の活性化 | 4.コア天地対角スプリング |
しなやかな動き方 | 6.ウォーキングスプリング |
胸部・背部弾力性の活性化 | 7.コア開閉スプリング |
引きつけの力 | 8.ガッツスプリング |
体幹部柔軟性 | 11.ゾウさんスプリング |
背部筋肉活性化 | 12.背中かかとタッチスプリング |
半身の体勢の強化 | 10.頸反射スプリング |
ターンの能力開発 | 13.コア回旋スプリング |
全身調整・整体 | 14.合掌スプリング |
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数。
チーム導入等、大量にご購入される場合はご相談願います。TEL0285-30-6151