タイツ先生講習会シリーズVol6 タイツ先生の物理法則を利用したバッティング理論
重力、遠心力、筋肉弾力性、瞬間最大筋力を発揮するバッティング理論。
重力。私たちや地球上のすべての物体は地球の中心への重力によって引きつけられています。宇宙空間での無重力状態では人間もボールもバットも宙に浮いてしまい野球をすることはできません。ですが体重移動にこの重力作用を利用すれば体重の位置エネルギーは最大になります。
遠心力。バッティングでバットを勢いよく振り出せばバットに強力な遠心力がかかります。そして力を入れた腕そのものや全身にも遠心力がかかります。ですが、遠心力にバットも全身も乗ることができれば自分の体重とバットの重さのエネルギーをボールにぶつけることができます。筋肉弾力性。力を入れた筋肉は強烈に収縮します。筋肉は筋肉が縮むことにより筋力を発揮します。ところが一流アスリートといえば、筋肉を縮ませる直前にゴムのように伸ばし、勢いをつけてから収縮させます。ゴムのように伸ばされた筋肉の勢いを利用しながら、自らの筋肉収縮と合わせて強力な筋力を発揮します。体に巻きつくようなスイングは、このような効果によるものです。
瞬間最大筋力。人間が動くことができるのは、筋肉の力を抜く(リラックス・弛緩)、筋肉に力を入れる(緊張・収縮)の連続があるからです。一流バッターはインパクトの直前、瞬間的に全身の筋肉の力を抜きます。そして次のインパクトの瞬間、全身のすみずみの筋肉に力を入れ、最大の筋力を発揮します。全身の筋肉の力を抜いた瞬間に全身の筋肉に力を入れる準備ができたことになります。ですから最大の筋力を発揮しインパクトを迎えることも、鋭く変化してボールになる球が来た場合、スイングを瞬間的に止めることもできるのです。
このDVDには、重力や遠心力に身体の構造をうまく合わせ利用し、筋肉の弾力性、柔軟性、最大筋力、対応力を発揮する理論が収録されています。このような構造の理解を深め、3割5分、年間ホームラン20本以上の成績をおさめられるバッターを目指してください。
DVDメニュー(約1時間58分)
- バットの握りと腕の軸回旋
- 終動負荷・初動負荷・重力0負荷 バットの始動の方法
- 腕を伸ばす意識(肘関節を伸ばす)腕が伸びてしまう(腕や肘関節の遠心力)
- 最短軌道で振り切る内角打ちの方法
- 構えからトップへのプロセス
- 割れ(トップ)から始動の大切さ
- 股関節回旋の感覚による体重移動→並進運動イメージによる運動のロス
- 体重移動から見たバットスイングの局面
- 筋肉のOFFをする意味(サイクロイド曲線・筋肉弾力性・瞬間最大筋力)
- 割れ(トップ)からの脱力(OFF)スイング始動による体幹部・骨盤の割れ作用
- 腕の押し込み(肩甲骨スライド・胸骨の抜き・背骨の曲がり作用)
- 腕の折りたたみ(肩甲骨スライド 胸鎖関節内旋外旋作用)
- 地面反力(全身の筋肉・腱・靭帯・関節の弾力作用)
- 3つの発生回転軸 軸足回転打法 中心軸打法 前足回転打法 割れたトップからのスイング始動の共通性
- 割れたトップからサイクロイド曲線に乗せるため(腕とバット)のスイング軌道を身体の制限から探す
- 体重移動の切り返し局面における身体ポジションの重要性
- 壁の働き 膝自動回旋・脇クッション性・肩甲骨スライド
- ノーステップ打法がトップのロスをなくす
トレーニングには意図があります
問題点 | 修正トレーニング |
スイングスピードが遅い | 1.バットの振りと腕の軸回旋 3.腕を伸ばす意識(肘関節を伸ばす)腕が伸びてしまう(腕や肘関節の遠心力) 15.割れたトップからサイクロイド曲線に乗せるため、(腕とバット)のスイング軌道を身体の制限から探す |
振り遅れることが多い | 2.終動負荷・初動負荷・重力0負荷 バットの始動の方法 5.構えからトップへのプロセス 8.体重移動から見たバットスイングの局面 9.筋肉のOFFをする意味(サイクロイド曲線・筋肉弾力性・瞬間最大筋力) |
内角か詰まる | 3.腕を伸ばす意識(肘関節を伸ばす)腕が伸びてしまう(肘や肘関節の遠心力) 12.腕の折りたたみ(肩甲骨スライド 胸鎖関節内旋外旋作用) 13.地面反力(全身の筋肉・腱・靱帯・関節の弾力作用) |
変化球に対応できない | 6.割れ(トップ)から始動の大切さ 14.3つの発生回転軸 軸足回転打法 中心軸打法 前足回転打法 割れたトップからのスイング始動の共通性 |
軸足にしっかり体重をかける | 7.股関節回旋の感覚による体重移動→並進運動イメージによる運動のロス |
ボールが飛ばない | 10.割れ(トップ)からの脱力(OFF)スイング始動による体幹部・骨盤の割れ作用 11.腕の押し込み(肩甲骨スライド・胸骨の抜き・背骨の曲がり作用) |
腰のキレが悪い | 16.体重移動の切り返し局面における身体ポジションの重要性 |
軸足のねばり | 18.ノーステップ打法がトップのロスをなくす |
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数。
チーム導入等、大量にご購入される場合はご相談願います。TEL0285-30-6151