本当の基本 全身を使った投げ方を身につける
すべての選手は美しいフォームを身に付けることができる
「地肩が強い」「肘が柔らかい」「スナップがきく、スナップが強い」など投げる運動を表す言葉は投げる腕に関する言葉がほとんどです。これらの言葉が示す通り、投げる腕の運動のイメージが投げる腕の筋力がほとんどを占めているような印象になります。そうすると多くの選手たちは、投げる腕に力を込めて投げようとすることは当然なのです。
ところが一流選手たちを観察すれば、投げる運動は背中の筋肉や胸や腹筋、首の筋肉や脚腰の筋肉など全身の筋肉が連動しながら投げています。言葉のイメージは強烈で、ほとんどの選手や初心者の子供たちは、腕の筋力頼りきった投げ方をしてしまうのです。投げる腕以外の体をまるで重りのように固定して使い、アーム式のピッチングマシーンのように投げます。その投げ方は肩関節や肘関節が、格闘技の逆関節技がかかったような負担をかけ、故障することは必至です。
この講習会DVDには全身が連動し楽に強いボールが投げられ、腕の関節に負担が少ない投げ方が収録されています。身体の筋肉や骨格の構造から投球を理解する理論や、実際の理想的な投球のための練習方法が収められています。
DVDメニュー(約74分)
- 投げる動作は両腕を使った円運動
- 投げる動作は身体が恐いと本能的に感じている
- 腕は胸鎖関節から始まる
- トップの位置を体感する
- 首の回旋を体感する
- 胸の張りを体感する(腕の回旋の動きを身につける)
- 遠心力を使った腕の振り上げを身につける
- 体幹部の回旋を使ったフォローを身につける
- 首の回旋と両腕の回旋の関係を体感する
- 肩甲骨 股関節が連動した動きを体感する
- ボールを握る感覚は腕の軸感覚とリンクしている
- 正面から半身になる動きを身につける
- 前足で体重を吸収して投げて歩きだす
- 筋肉のONとOFF(力の入れ方力の抜き方のリズム感)で投げる
- 遊び感覚で投げる動作が身につくXジャイロトレーニングの紹介
トレーニングには意図があります
問題点 | 修正トレーニング |
手投げ | 1.投げる動作は両腕を使った円運動 10.肩甲骨 股関節が連動した動きを体感する 15.遊び感覚で投げる動作が身につくXジャイロトレーニングの紹介 |
押し出すような腕の振り | 2.投げる動作は身体が恐いと本能的に感じている |
肩に担ぐ投げ方 | 3.腕は胸鎖関節から始まる |
トップが決まらない | 4.トップの位置を体感する |
コントロールが悪い | 5.首の回旋を体感する |
ギッコンバッタン投げ | 6.胸の張りを体感する(腕の回旋の動きを身につける) |
速く腕が振れない | 7.遠心力を使った腕の振り上げを身につける 11.ボールを握る感覚は腕の軸感覚とリンクしている |
投げ終わった後、肩が回らない | 8.体幹部の回旋を使ったフォローを身につける |
肩の開きが早い | 9.首の回旋と両腕の回旋の関係を体感する 12.正面から半身になる動きを身につける |
体重が前足に残らない | 13.前足で体重を吸収して投げて歩き出す 14.筋肉のONとOFF(力の入れ方・力の抜き方のリズム感)で投げる |
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」
「ラグビー魂」「中学高校バスケットボール」
「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」
「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数。
チーム導入等、大量にご購入される場合はご相談願います。TEL0285-30-6151