タイツ先生のトランポリン体幹ジャンプ力教室(バスケットボール編)
■滞空時間の長いドライブシュート、ジャンプしてからの空中での自由な動き、NBAのスーパースターたちは華麗にプレーをします。バスケットボールにおいてジャンプ力は大変重要な能力の一つです。ジャンプをするためには全身の関節の曲げ伸ばしを使います。ところが一般のバスケットボールの選手の人たちを見ますと下半身の筋力しか使っていない人がほとんどです。膝の曲げ伸ばしなど一部の関節で飛ぶイメージで飛んではいないでしょうか。脚の関節だけでも、足裏のアーチ構造や足首関節、膝関節、股関節などたくさんの関節があります。膝の曲げ伸ばしも重要なジャンプのアイテムではあるのですがこの場合太腿の前側の筋肉(大腿四頭筋)に頼り切っています。このような使い方の場合一部の筋肉だけですから大きなジャンプはいつになってもできないわけです。NBAのスーパースターたちを見ますと脚の各関節以外に胴体(体幹部)を関節のように使っていることがわかります。下半身の大きなバネと胴体(体幹部)の大きなバネの相互作用によって大きなジャンプ力を発揮しているのです。滞空時間の長いジャンプのコツは胴体(体幹部)もバネのように使うということなのです。現に私も42歳の時の体力測定で垂直飛びの一回目が56cmでした。そしてすぐに脚の関節だけで飛んでいたことに気づきました。2回目は胴体(体幹部)もバネのように使い脚の関節の連動作用により65cm飛ぶことができました。筋力の出力の認識を変えただけで一挙に9cmもアップしたのです。また体幹部をバネのように使うと空中での腕の動きが大変自由に使えるようになります。一般の選手はジャンプをする時に全身を硬直させて空中で動ける筋肉が残っていません。筋肉は力を入れる、力を抜くのリズムで動きますので全身が硬直している場合(力が入っている)動くための筋肉が無いのです。ところがNBAのスーパースター達は体幹部を始めバネのように使って、次に脚の関節を使うようにジャンプをします。そうすると空中にジャンプをした時には体幹部はリラックスしていることになります。リラックスしているということは体幹部や腕に力を入れることができるということになります。ですから彼らは空中でいろいろなフェイントや相手選手との対応力など自由な動きができるのです。胴体(体幹部)のバネと脚のバネを使ったジャンプは大きなジャンプと空中での自由な動きを獲得できる事になるのです。
■「タイツ先生のトランポリン体幹ジャンプ力教室(バスケットボール編)」はトランポリンの柔らかい振幅を利用して行います。ジャンプ力を向上させるトレーニングのプライオメトリクス体に無理な負担をさせることなくこなすことができます。高いところから飛び降りてすかさずジャンプをするようなプライオメトリクスはジャンプ力を向上させるトレーニングとして実績があります。ところが地面に着地した衝撃を逆方向へのジャンプに変えるため各関節に大きな負担がかかります。この負担がジャンプの筋力アップのミソなのですが選手が故障してしまうなど諸刃の剣のようなところもあります。ところがトランポリンの上でこのプライオメトリクスのようなジャンプトレーニングをしますとトランポリンの柔らかい振幅が接地の衝撃を和らげてくれます。しかもアメリカの大学の調査では地面の上でジャンプをするよりもトランポリンの上でジャンプをする方が最大で40%近くも筋力がアップするというデータがあるのです。これはトランポリンの上でジャンプする方が全身の筋肉が連動し易くその結果として多くの筋肉がジャンプに参加しているということを物語っています。ためしに脚の筋肉で力いっぱいトランポリンを踏みしめるようにジャンプをすると飛ぶことができません。トランポリンの柔らかい振幅に合わせてその結果全身が波のように動く筋肉の連動が起こるのです。
■「タイツ先生のトランポリン体幹ジャンプ力教室(バスケットボール編)」は体幹部と脚の関節を連動させたジャンプ力を養成するメニューです。バスケットのドライブシュートやリバウンドなど実際の動きをイメージしたメニューも収録されています。このトレーニングは全身を連動させる神経トレーニングでもあり、しなやかに強い筋力を養成するトレーニングでもあるのです。大きなジャンプ力と同時に相手との対応力、しなやかな身のこなしのドリブル、全身が連動したシュートのコントロール性の為の体作りなどバスケットボール選手の総合力を高めます。
DVDメニュー(約20分)
1. 全身の筋肉を使ったジャンプ
2. 片脚股関節体幹回旋ジャンピング
3. 四股スクワットジャンピング
4. 体幹開閉大文字ジャンピング
5. 腕脚振り上げジャンピング
6. ワップダウン膝上げジャンピング
7. ワップアップ体幹開閉ジャンピング
8. 体幹割れ反射ジャンピング
9. ワップアップ脇伸縮ジャンピング
10. ワップアップ脇対角ジャンピング
11. 胸開閉腕内旋ジャンピング
12. 空中体幹回旋ジャンピング
体幹ジャンプ力教室のトレーニングには意図があります
問題点 | 修正トレーニング |
柔らかくレイアップシュートが打てない | 2.片脚股関節体幹回旋ジャンピング |
ディフェンス時のフットワークが遅い | 3.四股スクワットジャンピング |
リバウンドが取れない | 4.体幹開閉大文字ジャンピング 9.ワップアップ脇伸縮ジャンピング |
ドリブルの切り返しが遅い | 6.ワップダウン膝上げジャンピング |
ゴール前で瞬間的にジャンプしてシュートが打てない | 7.ワップアップ体幹開閉ジャンピング |
チェストパスが遠くに投げられない | 11.胸開閉腕内旋ジャンピング |
シュートでの空中でのフェイクができない | 12.空中体幹回旋ジャンピング |
監修者
自然身体構造研究所所長 吉澤雅之(タイツ先生)
皇學館大学非常勤講師・朝日カルチャーセンター講師
著書 「タイツ先生のモノマネ野球教室」(白夜書房)
スポーツ技術雑誌連載
「野球小僧」「中学野球小僧」「サッカー小僧」「ラグビー魂」
「中学高校バスケットボール」「月刊バレーボール」「ザゴルフ」
「スポーツイベント ハンドボール」「ダンスファン」他
テレビ・映画出演 講演会多数。
チーム導入等、大量にご購入される場合はご相談願います。TEL0285-30-6151